ウォークフォワード分析で戦略を棄却する基準
ウォークフォワード分析(WFA)で戦略をテストする際、どこで「これはダメだ」と切り捨てるかの基準は非常に悩ましい問題です。単に期間ごとの損益がプラスなら良いというわけではなく、パラメータの安定性が重要になります。特に、最適化された期間とアウトオブサンプル期間の成績があまりに乖離している場合は、ほぼ確実にオーバーフィットしています。
実務では、以下の指標を組み合わせて棄却の判断をすることが多いです。
- パラメータの分布が極端に狭い(特定の値に依存しすぎている)
- アウトオブサンプル期間のシャープレシオが、インサンプル期間の半分以下になる
- 期間ごとにポジションの保持時間や取引回数が激しく変動する
MT5のストラテジーテスターでウォークフォワードを実行する場合、結果のCSVをエクスポートして独自に集計する手間が発生します。最近では QuantMogul のようなツールを使って、バックテストの堅牢性を視覚的に確認する手法も一般的です。こうしたツールは便利ですが、あくまで計算を効率化するだけであって、戦略自体の優位性を保証してくれるわけではありません。
結局のところ、カーブフィッティングを完全に避けることは不可能です。重要なのは、モデルが市場の変化に対してどれだけ柔軟に適応できるか、あるいはどの程度までなら「許容範囲内の劣化」と見なすかという自分なりのルールを作ることです。皆さんは、WFAの結果を評価する際に具体的にどの数値を一番重視していますか?